目的
ブループリントで処理を記述する際に,条件によって処理を変更することがある.ここでは条件分岐の方法を学ぶ.
説明
ここでは,最初100あるライフがaキーを押すと5ずつ減っていき,0になると終了する例を通して条件分岐の方法を説明する.
初期値を設定する
まず,Integer型のLifeという名前の変数を作成する.デフォルト値として100を設定してもよいが,ここではプレイ開始後に値100を設定している.
aキーを押すとライフが減る
aキーを押すとライフが5ずつ減るようにするには,整数同士の減算を行う「Integer – Integer」ノードを使用すればよい.具体的には,現在のLifeの値を取得し,5を減算し,減算結果をLifeに設定すればよい.
ライフを表示する
ライフが正しく減っているかどうかを確認するには,aキーが押される度にライフを表示すればよい.
ライフが0になると終了する
ライフが0になると終了するようにするには,条件として整数同士の大小関係を比較する「Integer <= Integer」ノードと条件分岐を行うBranchノードを使用する.具体的には,Lifeの値を取得し,その値が0以下であるどうかを比較する.比較した結果をBranchノードのCondition変数入力ピンに入力すると,条件が満たされる場合にTrue実行出力ピンの内容が,条件が満たされない場合にFalse実行出力ピンの内容が実行される.ここでは,条件が満たされた場合にゲームを終了するようにしている.
課題で使用するノード
整数の加減算を行うノード
- Integer + Integerノード
- 整数同士の加算を行う
- IncrementIntノード(++ノード)
- 整数の値を1増やす
- DecrementIntノード(–ノード)
- 整数の値を1減らす
整数の大小比較を行うノード
- Integer < Integerノード
- Integer > Integerノード
- Integer >= Integerノード
- Integer == integerノード
課題
以下の新規ブループリントプロジェクトを作り,課題を行え.
- ファーストパーソン
- デスクトップ/コンソール
- ハイエンド
- スターターコンテンツ有り
課題0
最初100あるライフがaキーを押すと減っていくようにし,ライフを表示せよ.
課題1
bキーを押すとライフが増えていくようにせよ.
課題2
ライフが0になると終了するようにせよ.
課題3
ライフが100を超えないようにせよ.
課題4
ライフが20より小さくなると表示が赤になるようにせよ.
課題5
ライフが40より小さくなると表示がオレンジになるようにせよ.
課題6
ライフが60より小さくなると表示が黄色になるようにせよ.
課題7
ライフが80より小さくなると表示が緑になるようにせよ.
課題8
プレイ回数を3回とし,ライフが0になる度プレイ回数が減るようにせよ.
課題9
プレイ回数,ライフともに0になるとゲームが終了するようにせよ.