1. gitのインストールと初期設定
1.1 インストール
gitをインストールする．
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install git
動作確認として，バージョンを表示させる．
$ git --version
1.2 初期設定
$ git config --global user.name hoge $ git config --global user.email hoge@hoge.com
2. ローカルリポジトリ
2.1 作成
$ cd hoge $ git init
以下のように表示され，hoge/.gitディレクトリが作成される．
Initialized empty Git repository in hoge/.git/
$ git status
2.2 addとcommit
「hoge.txt」という名前のファイルを作成し，ステージングにaddし，状態を表示させる．
$ echo 'hoge' > hoge.txt $ git add hoge.txt $ git status
メッセージを付けてローカルリポジトリにcommitし，状態を表示させる．
$ git commit -m "message" $ git status
3. リモートレポジトリ
gitのリモートレポジトリとしては，GitHubやBitbucketやGitLab等が使用できる．ここではGitHubを例にとって説明する．
3.1 アカウントの登録とリモートレポジトリの作成
GitHubのサイトからアカウントを登録し，リモートレポジトリを作成する．例えばユーザ名が「user_name」，リモートレポジトリ名が「hoge」だとする．
3.2 リモートレポジトリの設定
ローカルレポジトリを作成したディレクトリに移動し，リモートレポジトリを設定する．
$ git remote add origin https://github.com/user_name/hoge.git
3.3 push
ローカルレポジトリの内容をリモートレポジトリにpushする．
$ git push -u origin master
アカウントとパスワードを入力し，GitHubのリモートリポジトリのファイルが更新されているか確認する．
4. SSHでの接続
httpsで接続する方法では，pushするたびにアカウントとパスワードを入力する必要がある．SSHで接続することにより入力を省略することができる．
4.1 SSH鍵の生成
ホームディレクトリに「.ssh」ディレクトリがなければ作り，移動する．
$ mkdir ~/.ssh $ cd ~/.ssh
コメントとしてメールアドレスを指定して，RSA鍵を作る．
$ ssh-keygen -t rsa -f hoge_rsa -C 'mail_address'
パスフレーズの入力を要求されるが，何も入力しない．「~/.ssh」ディレクトリに「hoge_rsa」という名前の秘密鍵と「hoge_rsa.pub」という名前の公開鍵のファイルができる．
4.2 公開鍵の登録
以下のサイトにアクセスし，「New SSH key」をクリックする．https://github.com/settings/keys
「Title」にわかりやすい名前を，「Key」に「hoge_rsa.pub」の内容を入力し，「Add SSH key」をクリックする．
4.3 SSH接続の設定
「~/.ssh」ディレクトリに「config」という名前のファイルを作成し，以下の内容を入力する．
Host user_name.github.com User git Port 22 HostName github.com IdentityFile ~/.ssh/hoge_rsa TCPKeepAlive yes IdentitiesOnly yes
SSH接続できるか確認する．
$ ssh -T user_name.github.com
最初の接続時に「RSA key fingerprint」が表示され，接続するかを問われる．
以下のサイトのfingerprintと同一かどうかを確認して「yes」を入力する．https://help.github.com/articles/github-s-ssh-key-fingerprints/
4.4 リモートレポジトリの設定変更
リモートレポジトリへの接続方法を変更する．
$ git remote set-url origin git@github.com:user_name/hoge.git
アカウントとパスワードを入力せずにpushできるか確認する．