目的
ブループリントで処理を記述する際に,様々なデータを変数を用いて表すことがある.ここでは変数の使い方を学ぶ.
説明
変数を作成する
変数を作成するには,以下のようにすればよい.
- レベルブループリントエディタの左側にある「マイブループリント」タブをクリックする.
- 「変数」サブタブの「+」をクリックする.
- 変数名を入力する.
- 変数名の左側のアイコンをクリックし,変数の型を選択する.
変数の型
- Boolean
- true, false
- Byte
- 0-255の整数
- Integer
- 整数
- Float
- 浮動小数点数
- Name
- 文字列
- スクリーンに表示しないし,文字列操作もしないときに使用する
- String
- 文字列(操作できる関数がある)
- スクリーンに表示しないが,文字列操作したいときに使用する
- Text
- スクリーンに表示するテキスト
- Vector
- 3つの浮動小数点数
- 点やRGB等を表すときに使用する
- Rotator
- 回転
- Transform
- 位置,回転,スケールの変換
変数名と型の変更
- マイブループリントタブで変数を選択する.
- 詳細パネルの「変数名」「変数の型」で変更する.
変数のデフォルト値の設定
- マイブループリントタブで変数を選択する.
- 詳細パネルの「デフォルト値」に「ブループリントをコンパイルしてください」と表示されている.
- コンパイルするとデフォルト値を入力できるようになる.
- デフォルト値を入力する.
変数の値を取得する(Get)ノードを作成する
- マイブループリントタブで変数を選択する.
- イベントグラフの空白部分にドラッグアンドドロップする.
- メニューから「Get 変数名」を選択する.
- 「変数名」のノードができる.
ノードの変数ピン
ノードの丸い形のピンを変数ピンと呼び,ノードの左側にある変数ピンを変数入力ピン,右側にある変数ピンを変数出力ピンと呼ぶ.
変数ピンを繋ぐ
- あるノードの変数出力(あるいは入力)ピンからマウスをドラッグする.
- 別のノードの変数入力(あるいは出力)ピンでドラッグを終了する.
- 型が異なる変数ピンを繋いだ場合は自動で変換するためのノードが追加されることがある.
変数に値を設定する(Set)ノードを作成する
- マイブループリントタブで変数を選択する.
- イベントグラフの空白部分にドラッグアンドドロップする.
- メニューから「Set 変数名」を選択する.
- 「Set変数名」のノードができる.
Getノード,Setノードの作り方
ドラッグアンドドロップする際にCtrlキーを押すとGetノードが,Altキーを押すとSetノードが作成できる.
イベントグラフの例
プレイを開始すると10秒で終了する
- DelayDurationノード
- DelayDurationという名前の変数の値を取得するノード
- セットDelayDurationノード
- DelayDurationという名前の変数に値を設定するノード
課題
以下の新規ブループリントプロジェクトを作り,課題を行え.ただし,秒数やメッセージを扱う際に変数を使うこと.
- ファーストパーソン
- デスクトップ/コンソール
- ハイエンド
- スターターコンテンツ有り
課題0
プレイを開始するとすぐに終了するようにせよ.
課題1
プレイを開始すると5秒後に終了する
課題2
プレイを開始するとメッセージが表示されるようにせよ.
課題3
プレイを開始すると3秒後にメッセージが表示されるようにせよ.
課題4
プレイを開始すると3秒後と5秒後にメッセージが表示されるようにせよ.
課題5
0キーを押すとすぐに終了するようにせよ.
課題6
5キーを押すと5秒後に終了するようにせよ.
課題7
0キーを押すとメッセージが表示されるようにせよ.
課題8
5キーを押すと5秒後にメッセージが表示されるようにせよ.
課題9
5キーを押すと5と表示され,5秒後に終了するようにせよ.