Linux Mint 18.3 Sylvia Cinnamon Edition 64bit インストールとインストール後の設定

1. インストールとインストール後の設定

1.1 インストール方法

http://linuxmint-jp.net/download.html
「ユーザーズガイド」にしたがってインストールする.

1.2 更新と日本語化

http://linuxmint-jp.net/download.html
「日本語化の方法」にしたがって更新と日本語化を行う.

1.3 ホームのディレクトリ名を英語にする

端末で以下のように入力する.

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

「Don’t ask me this again」にチェックを入れ,「Update Names」をクリックする.
再起動する.
「デスクトップ」ディレクトリが残っていたら削除する.

1.4 アップデートサーバの変更

「アップデートマネージャ」を開く.
「編集」メニューから「ソフトウェアソース」を選択する.
「ミラー」の「メイン(sylvia)」をクリックし,1番速いサイトを選択する.
「ミラー」の「ベース(xenial)」をクリックし,1番速いサイトを選択する.

1.5 ドライバのインストール

「ドライバマネージャ」を開く.
必要なドライバーを選択し,適用する.
再起動する.

1.6 swappinessの設定

端末で以下のように入力すると,設定されている数値(0から100までの値で,デフォルトでは60)が出力される.

$ cat /proc/sys/vm/swappiness

ファイル「/etc/sysctl.conf」のバックアップをとる.

$ sudo cp /etc/sysctl.conf /etc/sysctl.conf.org

テキストエディタでファイル「/etc/sysctl.conf」を開き,以下のように数値を記述する.

vm.swappiness = 10

端末で以下のように入力し,設定を反映させる.

$ sudo sysctl -p

使用されているスワップ領域(Used)を確認する.

$ swapon -s

スワップした領域を解放する.

$ sudo swapoff -a 
$ sudo swapon -a

スワップ領域(Used)が解放されたか確認する.

$ swapon -s

再起動する.

1.7 binディレクトリの作成

ホームディレクトリにbinディレクトリを作成する.

$ cd
$ mkdir bin

 1.8 ClamTkのインストールと設定

1.8.1 インストール

ウィルススキャンソフトウェアClamTkをインストールする.

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install clamtk

1.8.2 スキャンの設定

「ClamTk」を起動する.
「設定」「設定」をダブルクリックする.
「ドットで始まるファイルをスキャンする」と「ディレクトリを再帰的にスキャンする」にチェックを入れ,「戻る」をクリックする.

1.8.3 スケジュールの設定

「設定」「スケジュール」をダブルクリックする.
スキャンする時間を入力し,「閉じる」をクリックする.

1.8.4 手動でアップデート

「アップデート」「アップデートアシスタント」をダブルクリックする.
「アンチウイルスのシグネチャのアップデート方法を選択してください」の「自分でシグネチャをアップデート」にチェックを入れ,「適用」をクリックする.

1.8.5 自動アップデートの設定

「アンチウイルスのシグネチャのアップデート方法を選択してください」の「コンピューターが自動的にアップデートを受信」にチェックを入れ,「適用」をクリックし,「戻る」をクリックする.

1.9 ファイアウォールの有効化

「ファイアウォール設定ツール」を開く.
「ファイアウォール」の「プロファイル」から適切なものを選択し,「Status」を「オン」にする.

1.10 brother製プリンタドライバのインストール

プリンタの型番でドライバを検索し,「Linux(deb)」のドライバをダウンロードし,サイトに書いてある通りインストールする.プリンタのIPアドレスはプリンタのラベルに印字されている.

1.11 NASのマウント

cifs-utilsをインストールする.

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install cifs-utils

マウントするディレクトリを作成する.

$ sudo mkdir /mnt/nas

ファイル「/etc/fstab」のバックアップをとる.

$ sudo cp /etc/fstab /etc/fstab.org

テキストエディタでファイル「/etc/fstab」を開き,以下のように記述する.(*は環境に応じて変える)

//***.***.***.***/share /mnt/nas/ cifs username=****,password=****,iocharset=utf8,rw,uid=****,gid=****,defaults 0 0

マウントする.

$ sudo mount -a

マウントされたか確認する.

$ ls /mnt/nas

再起動してもマウントされているか確認する.

2. 個人的な備忘録

2.1 Emacs,キーバインド等の設定

2.1.1 emacsのインストール

emacsをインストールする.

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install emacs24-nox emacs24-el emacs-mozc emacs-mozc-bin

ファイル「~/.emacs.d/init.el」に以下の内容を記述する.

(require 'mozc)
(set-language-environment "Japanese")
(setq default-input-method "japanese-mozc")

2.1.2 Caps LockキーをCtrlキーにし,Escキーと半角/全角キーを入れ替える

以下の内容のファイル「/usr/share/X11/xkb/symbols/custom」を作成する.
partial hidden modifier_keys
xkb_symbols "esc_hztg" {
    key <ESC> { [ Zenkaku_Hankaku ] };
    key <HZTG> { [ Escape ] };
};
ファイル「/usr/share/X11/xkb/rules/evdev」のバックアップをとる.
$ sudo cp /usr/share/X11/xkb/rules/evdev /usr/share/X11/xkb/rules/evdev.org

ファイル「/usr/share/X11/xkb/rules/evdev」にキーマップを追加する.

! option = symbols
    ....
    custom:esc_hztg = +custom(esc_hztg)

設定を反映させる.

$ setxkbmap -option ctrl:nocaps,custom:esc_hztg

問題なく動いたら,起動後に設定が反映されるようにする.
ファイル「/etc/default/keyboard」のバックアップをとる.

$ sudo cp /etc/default/keyboard /etc/default/keyboard.org
 ファイル「/etc/default/keyboard」に以下を記述する.
XKBOPTIONS="ctrl:nocaps,custom:esc_hztg"
再起動しても設定が反映されているか確認する.

2.1.3 全角/半角切り替えの設定

「Fcitx設定」を開く.
「全体の設定」タブの「入力メソッドのオンオフ」を「Zenkakuhankaku」と「空」にする.
「拡張オプションの表示」にチェックを入れる.
「入力メソッドをオンに」を「Henkanmode」と「空」にする.
「入力メソッドをオフに」を「Muhenkan」と「空」にする.

2.1.4 句読点とスペースの設定

「Moscの設定」を開く
「一般」タブの「基本設定」の「句読点」を「,.」に,「スペースの入力」を「半角」に変更し,「OK」をクリックする.

2.1.5 X Windowとクリップボードを共有

xclipをインストールする.

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install xclip

ファイル「~/.emacs.d/init.el」に以下の内容を記述する.

(require 'xclip)
(xclip-mode 1)

2.2 その他の設定

2.2.1 Workspace Switcher

デスクトップの下のバーを右クリックする.
「パネルにアプレットを追加」を選択する.
「Workspace switcher」を選択し,「+」をクリックする.

2.2.2 ホットコーナー

「ホットコーナー」を開く.
左上を「Show all workspaces」にし,「Hover enabled」にチェックを入れる.

2.2.3 ウィンドウの初期位置を設定

「ウィンドウ」を開く.
「Behavior」タブの「Moving and Resizeing Windows」「Location of newly opened windows」を「Automatic」にする.

2.2.4 スクロールバーがワープしないように設定

以下の内容のファイル「~/.config/gtk-3.0/settings.ini」を作成する.

[Settings]
gtk-primary-button-warps-slider = false

2.2.5 マウスの設定

「マウスとタッチパッド」を開く
「ポインタの大きさとスピード」の「Custom Acceleration」と「Custom Sensitivity」をオンにし,値を調節する.

2.2.6 書き込みキャッシュの有効化

データが消える可能性があるので,UPSに繋がっているPCにだけ設定する.
「ディスク」を開く.
ハードディスクを選択し,ハンバーガーメニューから「ドライブの設定」を選択する.
「書き込みキャッシュ」タブの「書き込みキャッシュの設置を適用する」を「オン」にし,「OK」をクリックする.

2.2.7 firefoxの設定

(1) ホームページの設定
ハンバーガーメニューから「設定」を選択する.
「一般」「Firefoxを起動するとき」「ホームページを表示する」にチェックを入れ,ホームページのURLを記入する.

(2) 検索エンジンの設定
ハンバーガーメニューから「設定」を選択する.
「検索」「他の検索エンジンを追加」をクリックする.
Googleのアイコンをクリックする.
「Clik here」をクリックする.
「この検索エンジンを選択」にチェックを入れ,「追加」をクリックする.

2.2.8 Google Chromeのインストールとパネルに追加

Chromeをダウンロードし,インストールする.
「メニュー」から「Google Chrome」を表示させ,右クリックし,「パネルに追加」を選択する.